障害と不具合

元エントリはこちら。

また「障害情報」につきましては、メンテナンスやアクセス障害などの
緊急度の高い情報のみを掲載するようにしております。

緊急度の問題なわけですね。なら「障害情報」ではなく「緊急障害情報」にして欲しい、などと細かいことを感じるようになってきたのは、あんまり自分が心穏やかでないからだろう。そろそろこの問題からは離れたほうが良さそうだ。最後に感じたことを纏めて、時間をおいてから、まだ思うところが残るなら、もう一度ゆっくり考えることにする。

まず、はてなカウンター日記でコメントで「障害報告を」と私も含む数人からコメントされていることに対し「障害」と「不具合」を「はてな側立場」で使い分けているところは非常にプロ的だと思う。

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デスマーチについて考える(デスマーチ経験のエピローグ)

これは某サイトで書いた日記()の転載です。

私はテスタとして、必ず

  • バグの修正を「お願いします」と言う。
  • バグ修正確認時は、必ず直してないところも最低1箇所は触ってみる。(でよく落ちる)
  • バグ修正が確認できたら、できるかぎり早く「確認できました。ありがとうございました」と言う。

を実践してゆきました。

ある日、一人のプログラマさんから相談を受けました

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デスマーチについて考える前にデスマーチの経験を書く

これは某サイトで書いた日記()の転載です。

その昔、とあるプロジェクトがものすごいことになっていて、猛烈な勢いでスケジュールが遅れているのに、仕様がまったく決まっておらず「とりあえず」作ったモノを現地にブチこんで、そのあと燃え上がるであろう事態を収めよという命のもと、テスタとして放り込まれたことがある。

まずお客さんがいいかげんだった。もともと現行システムがあるので「仕様は現行と同じでいい」と言いながら、思いつきで「新しいシステムだからこんな機能も欲しい」という、失敗するならそれ! ということを頻繁に行った。
受けたSEもいいかげんだった。お客さんが「このボタンを押すと計算結果が出る」というと、仕様書には「ボタン押下により計算結果が出力される」としか書かなかった。その計算はどのデータに基づいてどのような式で行われるのかは書かれなかった。もしそれをお客さんが(幸運にも!)教えてくれても、それが議事録に書かれることはなかった。
受けたプログラマもいいかげんだった。「この計算はどこのデータを見るんですか?」と質問したところ、SEは「うーん、とりあえずここだと思う」と言うので、それに対するエビデンスを残すことなく実装した。
そして、それらはだれかに検証されることなく現地に持ち込まれた。

そこに仕様のわからない私がやってきた。

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